介護サービスの利用者増加と介護士の関係
今回は、介護サービスの利用者増加傾向や問題点などについてお話しします。
将来的に必要なる介護サービス利用者は❔
年々増加している介護サービス利用者は、2017年には約210万、更に2020〜2025年までに250万人まで急激に増加するとされてます。さらに、2020年以降は約2倍もスピードで増加するとも予想されています。
この大きな要因の一つとして考られるのは、団塊世代の一斉退職にあります。日本の高度経済成長を支えてきた世代の一斉に退職による、将来的な利用者の増加が懸念されています。これを支えるゆとり世代との人口格差よる大きな負担も問題視されています。
介護サービス利用者の増加よる今後の問題点は❔
介護サービス利用者の増加による今後起こりうる問題はいくつかあります。まず、爆発的な介護利用者の増加に需要に追いつかず、介護施設や労働者の数が圧倒的に不足すると言われています。
また、介護利用者の増加と同時に、軽度な要介護者などの生活保護自給者の増加で国の負担する医療費の増加もあり、若い世代への負担が大きくなります。
ただでさえ低賃金で格差広がっていく中で、税金負担も増えることで介護労働者の不足など様々な部分に影響がでできています。利用者の増加に少子化により税金、労働問題に経済全体に大きな影響を与えています。
利用者増加に対する対策は❔
介護サービスの利用者に対する対策としては、増加する利用者の需要に追いつく労働者の増加とそれに伴う労働環境の整備が必要となってきます。
また、施設利用者の増加軽減のために、家族での在宅介護の推進や介護事務所の開設の支援による働く場とサービス利用者の提供も重要となります。他にも沢山の課題がありますが、これらの対策が急務となっています。
まとめ
介護サービスの利用者増加は、2025年までに2倍のスピードで増加する一方で労働者不足や税金の問題など様々な要因となっています。介護報酬の改定などにより変化しつつある介護業界ですが、より良いサービス利用者と労働者の働くやすい環境作りが必要となってきています。
介護業界への転職などを検討されている方や、介護サービスの利用を検討している方は参考にしてみてください。