若い人材を求める介護士業界の現状
急激な少子高齢化による高齢者の増加で介護の必要性がさらに高まっています。今回は、介護士の仕事における若い人の重要性についてお話しします。
介護士の労働者の現状は❔
現状の介護労働者は、30〜40代のパート、正社員が最も多く、それに続いて新卒を含む20〜30代やセカンドワークスタイルとして50代以上の労働割合となっています。
これは、介護士の資格制度や需要が出始めた時期からそれほど変化しておらず、業界全体を中心特に介護士の若い人の不足が深刻な状態で、さらに増える要介護者に対応できるかどうか問題となっているのが現状です。
なぜ、若い人材が重要なのか❔
若い人材を必要としているのは、介護士の肉体労働中心の仕事にあります。主な仕事内容として在宅や老人ホームでの入浴や送迎など高齢者を抱きかけたりするのは力のいる肉体労働です。
ですので、30代〜の労働者には負担が大きく、腰痛などの労災のリスクもかかえることになります。その他にも事務処理やシルバーホームや認知症患者の介護の場合に当直勤務などもあり、子供もいる女性や50代以上方には体力的にも厳しいなど様々な要因があります。
若い人材が足りない原因、解決法は❔
にもかかわらず重要視されている若い人材が不足しているのは、介護士の置かれている労働者環境や待遇にあります。
過度な肉体労働や常にコミュ二ケーションを取ることによる精神的なストレスの割に給料が安く、会社によっては長時間労働者、休みが少ないなど将来的な不安ややりがいを感じないなど継続していくには厳しい状況にあるためです。
そのために、若い人がやりがいを感じて、長く続けることができる労働環境の整備や給与体形の見直しなどが大切になります。また、最近増えている外国人労働者の若い人材を受け入れる体制を整えることも急務となります。
介護士業界の現状まとめ
これからさらに加速する高齢化に対応するためには若い介護士の人材の重要性が増します。若い人が将来を考えて安心して働くことができる環境作りや時短勤務などパラレルシフトなどの新しい働き方で気軽に働ける整備が必要となります。
また、外国人労働者のさらなる受け入れなどやらなければいけない課題が山積みでしょう。