介護福祉士を目指し働く外国人の感じていること|介護 求人比較ナビ【転職成功の秘訣】

介護福祉士を目指し働く外国人の感じていること

東南アジア介護
2016年1月20日   カテゴリ:介護人材市場

外国人介護福祉士の受け入れ整備が急務

介護福祉士を目指し日本で働いているのは、なにも日本人だけではありません。日本は経済連携協定に基づき、平成20年度よりインドネシア、フィリピン(平成21年度より)、ベトナム(平成26年度より)から外国人介護福祉士候補者の受け入れをおこなってきました。その受け入れ数は今年7月の時点で3,100人にまで達しています。(厚生労働省調べ)

しかし、彼らが働いている様子や感じていることは外からではなかなか見えてきません。そこで実際に働く外国人の生の声を聞く機会として設けられているのが、12月に第4回目の開催となった「看護・介護に関わる外国人のためのスピーチコンテスト」です。以下がそのコンテストの詳細です。

このコンテストは、EPAに基づいて介護福祉士や看護師の資格の取得を目指して日本を訪れた外国人に日本語の研修を行っている団体が、3年前から毎年開いています。ことしは応募した36人のうち書類審査を通過した10人が、5日、都内で開かれたコンテストに臨みました。

このうち、大阪で働いているフィリピン人のリベラ・クリストファー・ソンコさんは、毎日接していた80歳の男性が、認知症が進んでからも自分のことを覚えてくれていたというエピソードを紹介し、「介護は性別や国籍、人種を超えたもので、いちばん大切なのは心の絆です」と訴えました。

また、優勝したインドネシア人のチェチェップ・タウフィク・ハディアンサーさんは、日本語をきちんと理解できず、施設の利用者に怒られたことをユーモアを交えながら話し、「介護が難しくてもきつくても、心を込めてやり続ければ楽しくなる」と語りました。

NHKオンライン

現在の日本では高齢者が年々増加しており、介護業界では人手不足が一番の悩みとなっています。そのような状態にあって、資格取得のために必死に働く外国人介護福祉士候補者は重要な存在です。しかし彼らにも言葉の壁があり、日本人より苦労していることは間違いありません。

それでも彼らは一生懸命働いている様子が伺えます。その意味でも、介護の仕事に集中できるようにしっかりとした整備を整えて迎える必要があるでしょう。これは日本の国・企業として必要不可欠なことであり、これからの課題でもあります。

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